西尾市の動物病院「ハート動物病院」猫・犬の病気は当院へ

８月の掲示板～猫の知覚過敏症

猫の知覚過敏症は、まだ十分に解明されていない病態です。皮膚の病気なのか、神経系の病気なのか、心の病気なのかさえ、良く分からないままです。

とにかく、触覚に過敏に反応します。特に背中、尻尾の付け根あたりを触られたときに、過度に皮膚をピクピクさせて皮膚が波打つようにうねらせます。同時に、瞳が大きく開いたり、驚いたようにジャンプしたり、涎を垂らしたり、その後で尻尾をくるくる追い回したりします。さらに自分の腰や尻尾や尻尾を咬んだりするまでの一連のおかしな行動を取る猫もいます。
知覚過敏の原因のひとつにノミのアレルギーがあります。「１日の内のわずか５分程度庭先に出るだけ」であっても、ノミ予防をしていないと寄生を受けることは充分考えられます。また、縁側に外猫が遊びに来るような状況では、網戸越しにノミが飛び込んでくることも考えられます。
酷暑の夏から少し暑さが落ち着いてきた頃に、ノミの繁殖は勢いを増します。もし、まだノミ予防を始めていない猫がいたら、今すぐ始めてください。

掲示板ではさまざまな原因から発生する知覚過敏症について紹介しています。