毎年、このシーズンには、待合室の壁に、マダニ関連の病気や予防策などについて張り出しています。今年も派手に繰り広げております。
重症熱性血小板減少症候群(SFTS)は、人にも感染し、また致死率の高い病気です。ダニを介してウイルスが動物に感染しますが、ペットから人への感染も確認されています。近年、全国的に感染の報告数は増加しています。また人の感染は、ダニ由来よりもむしろペット由来の方が多いのかもしれません。
主に九州や四国、中国地方出の感染が多く確認されていましたが、年々東へ北へと感染範囲の拡大が見られます。昨年は北海道に生息するマダニからもSFTSウイルスが検出されています。また、近隣の市でも人やペットの感染報告があり、当地域も危うくなっています。
マダニに咬まれてから6日から2週間程度の潜伏期間を経て、全身の発熱やだるい感じ、食欲の低下や嘔吐。下痢、腹痛などが起こります。血液検査で血小板数の減少や黄疸などを確認できます。とにかく致死率高い病気で、感染したら症状は重篤です。
なんといってもマダニ対策が一番重要です。ノミ・マダニ駆除剤を賢く使ってください。
さて、毎月のマダニ駆除薬の投与が難しい、喜んで食べない、吐き出してあるなど、投薬に困っておられた犬の飼い主さんに朗報です。1回の投与で12か月効果が持続するお注射ができました。既に予防を始めているわんこでも、途中から注射に変更することができます。飲ませ忘れを気にしなくてもいいです。スタッフに「注射希望」の旨、お伝えください。
他の動物との接触をさけるため、中型~大型犬の引き綱は短くしてご来院ください。
猫はびっくりして逃げてしまわないように、キャリー(通院ゲージ)、または洗濯ネットなどに入れてご来院ください。
いつも愛犬・愛猫の様子を見てくださってる方と違う方がお越しくださる場合は、病状経過が分かるような資料・メモをご用意ください。
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