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犬の歯科処置にかかる費用

犬の息が臭いと犬を抱っこするのにげんなりしてしまいます。犬の口臭は歯茎に影響を与える口腔内細菌の過剰増殖に由来します。

歯垢や歯石は細菌の塊です。歯肉炎は予防が肝心で、歯の病気を予防することで叶います。愛犬の歯の在宅ケアを諦めてしまう飼い主さんがおられます。毎日の歯ブラシが大変なので麻酔下での治療にしてしまおうというわけです。
歯科処置は、一般病院で行うケアと認定医が行うケアで費用が変わりますが、米国では一般医による治療は300~900$、認定医による治療ではオプションなしで800~1300$くらいです。日本でもだいたい同じくらいかかります(あえてJPYでの表示は避けました)。個別で処置内容が異なるため治療費には幅が出ます。
これらの費用に含まれるものを示しておきます。
・麻酔前の健康検査(血液検査・凝固検査など)
・麻酔と鎮痛、点滴処置そのほか(含局所ブロック)
・口腔検査(歯周ポケットの測定、X線検査など)
・スケーリング(歯垢や歯石を取り除くこと)
・ポリッシング(歯の表面を滑らかにすること、研磨)
・抜歯と歯肉の縫合処置
・処置後の抗菌薬や鎮痛薬などの薬

歯科クリーニングのおすすめは1年半から2年に1回(年に1~2回という先生もいます)で、一生の間に1回ということはありません(つまり毎回このくらいかかってしまうと考えてください)。
歯科費用はなかなか高価です。治療に走るなら適切なペット保険も必須です。
治療費の節約には毎日の在宅歯科ケアが欠かせません。予防が一番おすすめです。

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