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オシッコの回数が増えた

排尿頻度の増加はいくつかの病気のサインでもあります。

 ひとつは下部尿路疾患です。膀胱と尿道(下部尿路)に問題が発生すると頻尿になります。膀胱内の細菌感染、膀胱や尿道内の結石、膀胱や尿道の腫瘍やポリープ様新生物などは最も頻繁に発生する問題です。
 飲水過多によって多尿がおこります。つまり喉の渇きが増す病気があります。糖尿病やクッシング症候群などの内分泌疾患、慢性腎臓病や腎盂腎炎、肝臓病、子宮蓄膿症などが該当します。また、プレドニゾロン、利尿薬、抗てんかん薬の服用によって喉が渇くことがあります。
頻尿は排尿の回数が増すこと、多尿は尿量が増えることを言います。犬の行動に変化が現われます。朝夕の排尿だけでは間に合わず、途中で排尿をせがみます。外に出たがるので飼い主さんの睡眠が中断されるようなことが起こるかもしれません。気がつくと給水器の水が減っている(または無い)ということもあるでしょう。床にこぼした覚えがない水があるのに驚くかもしれません。
 診察が必要です。膀胱の中に尿がある状態で来てください。尿検査は診断にたどり着くのに必要な第一歩になります。病院に到着後、駐車場内を散歩しないで、真っ直ぐに待合室にお越し下さい。リードは短く持っていて下さい。検査前に排尿してしまわないように注意が必要です。

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