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ストップ!熱中症

大手保険会社の資料によると、熱中症の約7割は自宅(家の中)で発生しています。

「家の中だし。これくらいの暑さなら大丈夫だろう」という油断が事故につながっています。「車中に置き去りにしてはいけない」ことが周知されると、今度は犬を家において出かけることになります。留守番をさせるときにも気を配る必要があります。人と動物の体感温度は違うため注意してください。

自宅で気をつけていただきたいことを挙げておきます。
①冷房や扇風機を賢く利用し部屋の温度を管理してください。
②いつでも自由に水が飲めるようにたっぷり用意しておいてください。動物が水をこぼしてしまっても対応できるように複数の飲水場所を支度しておくと安心です。
③屋外も直射日光を避け、風通しの良い日陰環境を確保してください。
④ミストシャワーを設置して、外気温の管理もお願いします。

朝夕の散歩時に気をつけてほしいことを挙げておきます。
①朝と夕暮れの、気温があまり高くない時間帯に散歩に出かけることはご存じのことと思います。そのほか。地面に手のひらを当てて、7秒間待っていられるかどうかもテストしてください。これは犬が足の裏をやけどしないでいられるかどうかの判定になります。
②散歩に行くときには、水を入れたペットボトルを持って行きましょう。ペットボトルの水は排尿を流すときに利用するものですが、飲用にも使えます。携帯用の水食器を一緒に持って行くと、途中で水分を補給することができます。
③携帯電話は必ず持って出かけてください。散歩はちょっとの間ですが、万が一犬が動けなくなったときに、すぐに家族にお迎えを頼む電話がかけられます。また動物病院への連絡も可能です。もしもの事態に備えがあることは心強いことです。

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