Menu

ハートニュース

Home
ハートニュース|西尾市の動物病院「ハート動物病院」猫・犬の病気は当院へ

ハートニュース

猫の慢性腎臓病の検診

猫の腎臓病は治療をしていても進行していく病気です。「慢性腎臓病」だと診断したとき、これはゴールではなく、これからの長い道のりのスタートです。

ひとことで腎臓病といっても、初期から中間のもの、進行した後期の段階のものまで様々で、大筋の治療は同じであっても、細かな個々の状態は異なり、おとなりさんも同じ慢性腎臓病でも対応は違ってきます。(高血圧であるとか、尿タンパクの値、血液検査データから使用するお薬に違いがあります。)
飼い主さんがわかる猫の変化は食事の量や準備した水の減り具合、活動性などで腎臓病に特化した情報ではありません。猫の身体を知るために必要なのは定期検診です。定期検診は病期が進行していないか、合併症を併発してはいないか、もう少し薬を増やして身体を補助した方が良くはないだろうかなど、いろいろ評価し、次に備えるのに有効です。

慢性腎臓病であっても、早期に発見できたものであれば、数年の単位で猫のQOLを高いまま生かすことが可能で、予後は良好です。勝つではできなかった治療が今できるようになっていることを鑑みると、長生きすることは大切です。
猫が嫌がるとか、検査は猫にとってストレスがかかるものだなどのマイナス思考はやめ、定期的に病院に連れてくることで猫を慣れさせ、ストレスにならないよう努力していくのはいかがでしょうか。

ご相談・お問い合わせはこちら