腫瘍は予防するのが難しいので小さなうちに見つけてひどくならないうに対処するのが重要です。心臓病や腎 臓病と並び腫瘍は死因のトップです。 警告サインを見直してください。
①腫れが拡大:月に1~2回身体のあちこちを触り異常な腫れが無いか確認してください。
②治らない傷:傷だと思っていた病変が腫瘍だったというケースがあります。治りが悪い傷はないですか。
③体重の減少または増加:食事に変化がないのに体重が減っていたり増えていたりするのは病気の可能性があります。体重が増えても腫瘍や腹水の重みかもしれません。
④食欲の変化:食欲に変化があるのも腫瘍徴候の1つです。ムラ食いも心配の種になります。
⑤持続的な咳:高齢の犬に咳が続いているのは心臓病の他に呼吸器系の腫瘍の可能性があります。
⑥持続的な足の不調:片足を引きずっていたり、挙げていたり、歩いたり運動するのを嫌うのは足の骨にできる腫瘍によることかもしれません。
⑦口臭:口から不快な匂いがするのは歯周病の他に、口腔内の腫瘍があるせいかもしれません。
⑧嚥下困難、食事困難:物を呑み込むのが不自然になるのも腫瘍のサインであることがあります。
⑨排尿困難、血尿:尿路の腫瘍は血尿を出したり、排尿に問題を起こしたりすることがあります。
⑩開口部からの分泌物:口、尿路の他、鼻、肛門など全ての排泄口からの不適切な分泌物や出血は腫瘍の可能性があります。