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ハートニュース|西尾市の動物病院「ハート動物病院」猫・犬の病気は当院へ

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けいれん発作

けいれん発作は大脳で強い電気信号が出されて発生する発作で、てんかんでは発作が繰り返し発生します。

比較的若い年齢、1歳から5歳ころに発生することが多いのは「特発性てんかん」で、主に遺伝的な要因によって発生すると言われています。ビーグルやトイプードル、ミニチュアダックスフンド、ボストンテリア、ポメラニアンなどは好発する品種です。猫でもみられます。
病気や事故など、脳の異常から発作を起こす「症候性てんかん」は、脳に対するダメージ後に発生してくるけいれんで年齢はさまざまです。高齢期には脳血管系のイベントの後や腫瘍がもとで発生することもあります。

全身の筋肉が突っ張る「強直発作」や、全身の筋肉がガタガタし横に倒れて飛び跳ねたり走ったりしているように見える「間代発作」、最初の突っ張りからガタガタに移行していく「強直間代発作」があります。これらのけいれんは数秒から数分間でおさまるはずですが、実際に目の前でけいれんが起こっている姿を見るととても長く感じられると思います。
特発性てんかんではけいれん発作の頻度がまちまちで、この前の発作がいつあったのか思い出せないくらい前のこともありますが、3か月で2回以上の発作があれば抗てんかん薬を飲ませるべきです。また発作の重なりでけいれんが5分以上続くとか、1日に何度か発作が繰り返されるような場合は頻度がそれ以下でも薬で制御したい重いけいれんです。お薬は脳の過剰な興奮を鎮めて発作が発生するのを防ぎます。投薬は一般生活ができるようにするのが目的です。
症候性てんかんの場合は脳のダメージの後遺症ともいえる症状で、このさきずっと投薬が必要になってくるのが一般的です。
今月はてんかん月間です。心当たりがある場合はご相談ください。

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