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ハートニュース|西尾市の動物病院「ハート動物病院」猫・犬の病気は当院へ

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猫をハッピーにする10のこと

「これを開けると猫は病気になってしまう」というパンドラの箱があります。あらゆる病気の素因となる事態が詰まっています。題して「パンドラ症候群」。
猫の病気を予防するための10箇条をご紹介します。

1)ストレスをなくす。
猫も私たちと同じようにイライラから病気が始まります。じゅうぶんな睡眠が得られないのも好ましくありません。
2)大きめのトイレをいつもきれいに
猫はとてもきれい好きです。快適トイレはいつまでいても気持ちのよいトイレ。用足し後に慌てて飛び出していくことはありません。トイレの縁に足をかけて排泄をしていたり、箱の脇に排泄物がはみ出しているのはトイレが小さすぎるサインです。
3)プレイタイムを楽しく
猫に退屈させてはいけません。猫も犬と同じようにサインで協議をすることもできます。タッチ棒とクリッカーで楽しみながら運動させてみてください。(詳しくは診察室でお話しします)
4)食事チェック・水チェック
ウイスカーストレスがないように食器を工夫してください。あっという間に食べてしまうような場合は知育玩具を利用しながら猫にハンティング遊びをさせてください。
5)隠れ場所を用意
物陰に潜んで獲物を待ち伏せして突撃する猫本来の遊びを家の中で再現してあげてください。紙袋や段ボール箱など物陰になるような物を用意してください。安全のため、紙袋は持ち手の部分を切り取ってお使いください。
6)垂直遊び
猫は立体的な空間で遊ぶのが好きです。木登りの代わりになるように、ちょっと高いところを用意してあげましょう。キャットタワーからタンスの上に乗り移れるよう、タンスの上を片付け、猫用のお座布団を用意するのもよい方法です。
7)規則正しい生活
猫は毎日が予測できるパターンになっている方が安心できるので、急な予定変更が続くととてもストレスになります。この状況下では難しいこともおありでしょうができるだけいつもと同じ生活を心がけてください。
8)しっかりした爪研ぎ
猫のスクラッチ本能を満たしてあげましょう。爪のお手入れ、視覚的、におい的マーキングの意味を持つ爪研ぎは本来の巨木をイメージして、可能ならば1部屋に2カ所くらい用意してください。
9)獣医学的なケア
年に1回の健康診断を受けてください。猫の異常行動は病的な何かが基礎になっている可能性もあります。
10)ボディランゲージで猫の声を聞く
猫の気持ちになって、猫を理解してあげましょう。

外出制限のある中、子供たちの運動不足がお母さんのストレスに、そして家庭内のぴりぴりした空気がそのまま猫に伝わり、猫の下部尿路疾患(特発性膀胱炎や不適切な排泄)が多発しています。生活の中の工夫と考え方ひとつでイライラが減少するはずです。どうぞ穏やかにお過ごしください。 なお、猫のストレスを緩和するサプリメント(これは犬にも有効です)や、フェロモン療法などありますので、「困った」をそのままにしないで、早期にご相談ください。

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