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ハートニュース|西尾市の動物病院「ハート動物病院」猫・犬の病気は当院へ

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総合的な犬のケア

 犬の健康状態全般を維持するために必要なケアがあります。

1、栄養は健康の基盤になるものですから、完全でバランスの取れている総合栄養食を選びます。添加物を多く含むジャーキーなどのおやつは避ける方が賢明です。摂取カロリーが増えてくると、余剰な物は肝臓が「預かり」ます。肝細胞というロッカーの中でも預かり物が増えすぎるとドアが閉まらなくなります。やがてロッカーが壊れるような事態に発展してしまいます。過ぎたエネルギーは体に害があります。
2、それから運動です。健康を維持するために人も犬もたくさんの運動が必要です。ゆったり散歩を好むのは高齢犬で、若い犬にはもっとアクティブな運動が必要です。若い犬の運動はハイパーアクティブを防ぎ、家庭内でのしつけもしやすくなります。成犬期以降壮年期での運動は、筋肉を付け、運動器疾患の予防になります。筋肉はいくつになっても形成することができます。シニア期での運動はロコモティブシンドロームの予防になります。
3、ノミ・マダニ・フィラリアなどの寄生虫とその関連疾患を予防します。1か月に1回の予防薬を投与します。ノミやマダニからの直接的な被害よりは、人獣共通感染症であるSFTSの予防関連で、人気が高まっています。
4、歯の健康にも気遣ってください。歯の健康を無視するとからだ全体の健康に影響を与えるようになります。歯磨きペーストと歯ブラシをセットで使って毎日歯磨きをしてください。歯科疾患がひどいと、一部の治療に制限がかかることがあります。ハイシニア期に入ると、全身麻酔をかけての治療に難色を示す飼い主さんはおおいですが、歯の痛みほどつらいことはありません。日常の歯科ケアと、定期的な歯科チェック、必要に応じて治療をしましょう。
5、健康記録日記を付けるとさらに素晴らしい飼い主さんになれます。飲水量や食事量、糞便の様子や排尿のことなどを記録していきます。食事の変更を記入していくと食物アレルギーを見つける手立てになるかもしれません。そのほか、うれしくないけれどけいれんを起こした記録などは重要になります。予防接種や、投薬、薬浴など獣医学的管理を実施した日も記入しておくといいと思います。

 *オリジナルノートを作りました。使い方は飼い主さん次第です。病院との連絡ノートに使ってもら得るといいかも!と思って作りました。外猫募金商品です。

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