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ペットから人に感染する病気

多くの人獣共通感染症は動物との直接的な接触で感染しますが、ノミやマダニなどの外部寄生虫を媒介して感染する病気もあります。

１、猫ひっかき病
　バルトネラヘンセラという細菌によって引き起こされる病気です。猫はノミから感染しますが病気になりません。この猫に噛まれたり皮膚を傷つけられた人はリンパ節の腫れや発熱などの症状を出します。
２、レプトスピラ症
　レプトスピラ属の細菌が原因菌です。ネズミの尿中に排泄された細菌が水や泥、土壌を汚染し、ここから犬が感染します。人は犬から感染し、インフルエンザのような症状からはじまり肝臓や腎臓に影響が及びます。
３、皮膚糸状菌症（白癬）
　感染を受けた動物から直接接触で感染します。皮膚に痒みを伴う赤い円形の病変を引き起こします。脱毛につながります。
４、皮膚疥癬症
皮膚に潜り込むダニの感染は罹患動物との密接な接触により感染します。痒みを伴う皮膚の発疹を起こします。
５、重症熱性血小板減少症（SFTS）
感染動物からマダニを媒介して人に感染します。発熱、倦怠感、関節痛から血小板減少などの全身性の重篤症状につながります。死に至る危険な病気です。

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