健康なときから栄養や運動に気を配り、生活環境や生活習慣を通して病気にならない強い身体を造っていくのが1次予防です。
当院は子犬がすくすく健康に育っていくのを応援いたします。
飼いはじめの一番大切なときだからこそ、間違いのない病気予防を完全に行うことをおすすめします。
予防獣医学に基づいた子犬のワクチネーションプログラムはワクチン接種を軸に、フィラリア予防、外部寄生虫対策、不妊手術といった獣医学的予防が行われます。
そのほか子犬がすくすく伸びやかに育つために必要な住環境となる住まいのことや、適切な食事選び、トイレやかみぐせ、お散歩デビューなどしつけの面まで、子犬の成育に関することをあらゆる角度からサポートいたします。
オリジナル冊子をご用意しております。お気軽にお尋ねください。
ちょこまか走り回る子猫時代は危険がいっぱいです。当院では好奇心いっぱいの動く宝石がのびのび育つのを応援いたします。
子猫のワクチネーションプログラムは屋内飼育なのか、屋外も自由に飛び回ることになるのか、将来推定される行動範囲によって大きく異なります。
猫特有のデリケートで豊かな感受性を生かしてのびのび育てるための環境作り、同居猫(先住猫)との関係性など行動学的なアプローチはたいへん重要です。センシティブな性格は泌尿器疾患に現れやすく、そのために必要な快適なトイレまわりや、健康な身体作りに欠かせない基本の食事のことについてもサポートいたします。
子猫ちゃん生育のためのヒントをたくさん載せたオリジナル冊子もご用意しています。お気軽にお尋ねください。
しばらく病気予防と離れてしまったけれど、もうワクチン接種はできないのでしょうか。今からフィラリア予防はもう遅いのでしょうか。いえいえ、愛犬の病気予防はいつからでも始めることができます。ワクチン接種もフィラリア予防も決して幼少期だけの予防プログラムではありません。
おとなになった犬を飼い始めた方、ご家族の都合で健康プログラムが頓挫してしまったときでも、病気予防をあきらめることはありません。愛犬の年齢や環境に応じて、またご家族のご希望に合わせて、いつまでも健やかに生きられるよう最適な病気予防をご提案いたします。
愛猫に病気予防をしてやれるなんて知りませんでした。犬みたいなワクチンやフィラリア予防が必要なのでしょうか?そうなのです。猫には猫の、予防プログラムがあります。なんとなく住み着いてしまった猫にも。今からでも遅くない。気がついたときが始めるときです。
かわいらしかった愛猫が立派に育ってからでも、生き生きと過ごせるように、いつからでも始められる病気予防プログラムをご紹介いたします。
2次予防は、放っておくと重症化したり、合併症を併発したりする病気を早期に発見し、あまり悪くなっていないうちに治療し、進行するのを抑えて生活の質を高くするものです。
2次予防を必要とするのは高齢の犬猫たちに限ったことではありません。症状として表れる前の、検査でしかわからないくらいの小さな変化を見つけて治療に入るのが目的です。それぞれのライフステージに応じて、見つけるべき病気は異なります。おもに幼少期では遺伝性疾患を、中高齢では生活習慣病を、高齢では慢性疾患を発見するのが目的になります。そのためやみくもに同じ検査を行うのではなく、年齢や犬種、猫によっておすすめする検査項目や検査頻度は異なってきます。個別のプログラムを飼育環境や病歴から判断して決定するのが最適です。
健康診断は定期に行うのが理想ですが、はっとしたとき、そのときが健康プログラムその2の入り口になります。
犬猫の1年は人の4年から6年に相当するといわれています。病気を早期に発見するには人よりもこまめに健康状態を把握する必要があります。ちょっとした異変にいち早く気づかれるのは、ご一緒に暮らしておられる飼い主さんだからこそできることです。
重要なのは気づくこと。まずはおうちチェックから始めてみましょう。
まずはおうちチェックから始めてみましょう。
【おうちチェックはこちら(PDF)】
幼かった伴侶動物たちも私たちと同じように毎日少しずつ歳をかさね、気づいたときには私たちの年齢を超えてしまっていることに驚かされます。初めてその現実を眼のあたりにした日、多くの飼い主さんたちは楽しく暮らしてきた日々が、この後長くは続かなくなったことを知り、将来に不安を抱き始めることが多いかと思います。犬や猫は人よりずっと速いスピードで彼らの生涯を駆け抜けていってしまいます。
漠然とした未来への不安を払拭するためにはしっかり調べて事実を知ること。健康状態がはっきりわかれば、健康に対する不安や悩みから解放されます。
不安だらけの未来を明るくポジティブなものに変えていきたい。そのために行うのがわたしたちの「健康プログラムその2」です。
健康診断を通して見えてきた生活上の改善すべき点、または健康状態。これから変わろうと思われる飼い主さんに私たちは多角的なフォローアップをいたします。
獣医療は獣医学のほか、看護学や栄養学、動物行動学など多方面の学問に支えられています。生活改善や食事管理(栄養面)、心理的な部分も含め、薬だけに頼らない治療を総合的に行っていく必要があります。過食や偏食といった栄養の乱れ、散歩恐怖症からくる運動不足などは、損なわれた生活習慣全般を改善する取り組みが必要です。快適な生活は伴侶動物の免疫力を高め、生命力を強化します。
「きっとだめ、これまでもそうだったから。」から、あなたの「がんばって変える。」を応援します。検診の結果からわかったことをもとに、身体を気づかい、ケアしてあげると未来は明るくなります。うれしい変化をぜひ、感じてください。
「いつまでも、健康で、明るい、うちの家族でいて欲しい。」その願いをいっしょにかなえましょう。
3次予防は、病気が発症した後の、後遺症を克服する治療です。再発防止に努めたり、残された身体の機能を回復させます。いわば動物が寝たきりにならないようにする予防でもあります。いつまでも健康で長生きして欲しい。そのための高齢犬や高齢猫のケアについても考えています。
「もうだめ、やることはない。」のではなく、愛犬愛猫とご家族の生活の質をより良いものにするためにできることは、たくさんあります。最期まで楽しいときを過ごす大切な家族です。今はたくさんの思い出を作っていくときです。わたしたちといっしょにがんばりませんか。