厳しい冬、犬が咳をしたり鼻水をたらしていると風邪を引いたのかと心配するかもしれません。犬も風邪を引きますが人の風邪とは異なります。
マダニ対策が春から秋だけではなく冬でも必要という話をします。
マダニは寒さの中でも生き延びるため不凍糖タンパク質を生成し、一年中活動しています。
寒い時季の飼い主さん向け格言に「散歩に行かなくても良い口実を作るべからず」がありますが、この季節は散歩そのものが義務感にとらわれていて、飼い主さんには楽しくないかもしれません。でもおざなりな散歩に愛犬も何かを察知している可能性があります。埋め合わせはジャンクなおやつにしてはいけません。ぜひ、屋内での楽しいレクタイムを作って下さい。
寒さは万病の元です。寒いと感じさせない環境作りを心がけて下さい。「日当たり良好暖かい」は曇りの日には温度が上がらないこと、また昼と夜の温度差が厳しいことを意味します。夜間の冷えから守るため、屋内サークルは窓際から離してください。もし移動できない場合は窓とサークルの間に断熱ができる段ボールや緩衝剤を置いてください。
鼻と肉球は特殊な皮膚で軟らかな組織です。ここが厚くなってひび割れた状態は「角質増殖症」と呼ばれ、縁が羽毛のようにばさついてくることもあります。
身体の状態や病気の有無を血液や尿の検査で知ることができるのが、バイオマーカーです。
ナトリウム利尿ペプチドは血液検査で心筋に負担がかかっていないかどうかを知ることができる検査項目です。
年が明けると気温がぐっと下がってきます。
屋内で過ごす犬や猫でも寒くなります。
ケージを窓際に置いている場合は、
窓との間に段ボールや断熱材などを置いて
直接冷気が当たらないようにしてください。