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高齢猫に大切な健康診断

猫は11歳を超えるとシニア期にはいります。(15歳を超えるとハイシニア、老齢期を迎えます。)シニア期にはいろいろな変化が顕在化してきます。聴力の衰え、視力の低下、認知機能の低下、筋力の衰え、また脱水がおこりやすくなるなど、人の高齢者に発生してくる問題と似ています。

よく診られる病気は歯科疾患(歯周病、口内炎)、関節症、腎臓病、甲状腺機能亢進症、糖尿病、膵炎、炎症性腸疾患、便秘、高血圧症、心臓病、肺疾患、腫瘍など、あらゆる組織の病気が発症しやすくなってきます。これらの華麗性疾患に共通する症状は微妙で気づかれにくいという特徴があります。なんとなく元気が無い、食欲が進まない、時々吐く、痩せてきている、毛並みが悪くなったなど、どんな病気でもみられるような症状のため、つかみ所がありません。また猫は体調不良を隠す特性もあります。
定期的な健康診断を受けると、病気が深刻になる前に見つけ出すことができます。早期発見は治療の成功率を高め、猫は不快感が減り快適に暮らすことができます。
健康診断のときにはアンケートに沿って日常生活の変化した点を詳しく教えてください。またライフステージと健康状態に応じて適切な食事を選ぶと、えいようめんから健康増進に貢献することができます。食餌アンケートへのご記入もお願いします。
高齢期では小さな変化が身体の重要な変化を伝えてくれます。変化を見逃さないようにするため、健康診断の受診をお勧めいたします。

10月13日のハートダイアリー(ハートのブログ)ではさらに詳細に、健康診断とウェルネス訪問についてご説明しています。ご覧いただけると幸いです。
http://heartah.blog34.fc2.com/blog-entry-1097.html

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