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9月の注意

いつまでも猛暑、熱帯夜もつづく晩夏になりました。 暑さによる弊害は続き、皮膚炎、心臓病、呼吸器病をもつ犬猫はまだ油断しないでください。 暑いですが、水分の取り過ぎもよくないことがあります。 台風襲来により、てんかん発作が発生しやすくなっていますのでご注意ください。

昼も夜も暑苦しさがなかなか引かず、例年なら皮膚炎も沈静化してくるのに油断がなりません。これまで通りの薬浴頻度を守り、今しばらく手を抜かないようお願いします。
心臓病や呼吸器疾患を抱える犬猫では、エアコンの温度は真夏のままの設定で続行してください。夕方の帰宅時刻には「冷えている」と感じる室内も日中の日当たり時間帯には不十分な場合があります。油断しないでください。
暑さ対策とばかり飲水量が増すと、水分だけで胃が拡張し食欲が損なわれます。そして胃拡張のため消化管の運動低下により嘔吐症を起こします。結局、水分と電解質が失われ脱水症になってしまいます。かろうじて嘔吐を起こさなくても消化液は薄まっていますので消化能力は低下し消化不良性の下痢を起こすこともあるでしょう。脱水予防でも水を飲み過ぎることにも弊害がありますのでほどよい量と、間隔を開けての水分補給を心がけてください。
台風の発生で急な気圧の変化が起こりやすくなっています。てんかん発作を起こしやすい状況です。帰宅時に犬の周りに何か特別な変化が起こった様子はないかどうか確認してください。しばらく抗けいれん薬のトラフ値測定をしていない場合は、血中の薬物濃度を一度評価してみることを検討しましょう。

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