猫は自立心があり、自分の好きなように行動するのが好きです。
この特性のために猫を長時間ひとりぼっちにしておくことを問題視していない飼い主さんは多いです。
本当に孤独好きでしょうか?
猫の社交耐性の基本は「存在感」です。飼い主さんや他のペットと積極的に関わって、犬のようにハグしたり撫でてもらったりを社交のファースト手段としてはいませんが、「そこにいること」「近くで身体を寄せて眠ること」などの関わりは持ちたいと思っています。
そのため十分な社会的相互作用がないと孤独になってしまいます。猫によって「どのくらいが十分なのか」のレベルが異なります。孤独な猫は刺激が無いことから欲求不満や攻撃性を感じ始め、問題行動を起こします。台の上から物を落とす、ベッドの上などでの不適切な排泄、飼い主さんが大切にしている何かにいたずらをして破壊する、設置したところ以外の場所での爪研ぎを激しく行い家具にダメージを与える、帰宅時に激しく鳴くなどがそれです。
猫の孤独(退屈しすぎ)を防いであげましょう。
立体空間で猫のとまり木を増やすこと、パズルのおもちゃなど楽しめるおもちゃを用意すること、テレビやラジオを付けて静かすぎないようにすることは簡単に対処できる方法です。ペットシッターさんに留守中顔出ししてもらう(大好きな人を見つけてください!)のも、新しい猫を迎え入れる(相性をしっかり確認してください!)のも対策の一つです。