どの季節でも身体にとって水分は必要ですが、不感蒸散の多い酷暑の夏であれば、一段と気を配らないといけません。
犬や猫に水を飲むことを促すのは容易なことではありません。
ドライフードをウェットフードに変更するとフードに含まれた水分量が増えるので、隠れた水分補給になりますが、経済的な負担を考えると、全ての犬や猫に有効な手段であるとは言い切れません。
必要以上の水分を摂取させるのには、コツがあります。水食器を増やしたり、水の種類を換えたり、フレーバー水を用意してみたりしてください。
詳しい方法はブログまたは院内掲示板をご覧ください。
今月のチェックは、飲水量の確認です。しっかり飲んでいるでしょうか。1日の水分として、体重あたり50mLくらいは摂取して欲しいところです。
なお、尿の色合いにも注意してください。水分量が不足していると身体は尿を濃くするシステムが働きますので、尿色が濃くなります。絵筆を洗った水くらいの透明度でしょうか。何度も洗ったくらいの濃い色、オレンジ色に近くなってくるのは良くない印です。