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7月の注意

SFTS感染症が人猫ともに拡大しています。SFTSはマダニを介して感染する人と動物に共通した感染症ですが、猫の感染にマダニの刺咬跡が見つからず、猫同士のけんかから感染している可能性も示唆されています。
マダニ忌避剤を投与することも必要ですが、屋外に出さず完全室内飼育を徹底することで、この致死率の高い病気から猫を守ることができます。飼い主さんご自身の安全も守れます。

梅雨明けと同時に猛暑、酷暑の日が続いています。
熱中症は車に置き去りにされた犬、暑い日中に屋外にいる犬がかかるものと思ってはいけません。

熱の放散がうまくできない犬(短頭種、肥満犬、呼吸器や心臓に問題がある犬、黒い被毛の犬、ダブルコートで下下が抜けていない犬)と、脱水を起こしやすい犬(多血症、多飲症や多尿症になる基礎疾患がある犬、腎機能が低下している高齢犬、腎機能が未発達な幼弱犬、利尿薬を服用している犬)はハイリスク犬です。
特に高齢の犬は、発見されていない基礎疾患が潜んでいる可能性があります。アンダーコートの抜けが悪いのは甲状腺機能低下症があるのかもしれません。

激しい高熱の条件下で発生する熱中症は別として、隠れ熱中症とも言うべき穏やかな熱中症は、わずかな脱水が始まりです。機嫌が悪い、いつもの活力に欠ける、動きが鈍い、食事は食べるけど食べきるまでのスピードが遅いなどの段階で動物病院を利用しましょう。元気消失、食欲廃絶、動かないような状態まで待っていてはいけません。

冷房を嫌う高齢猫も要注意です。

こまめに動物を観察し、いつもと違う様子が見られたら、行動を起こしましょう。

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