豆知識

ハートニュース

HOME > ハートニュース > ハートニュース

犬の加齢性難聴

人は年をとると高音域の音が聞こえにくくなりますが、犬も中~高音域から始まりやがて低音域の聴覚も失いま す。聞こえにくいようだと感じる飼い主さんは少なく、完全に聞こえなくなって始めて聴覚の消失を知ります。

①診察:
本当に加齢性の難聴なのか、腫瘍や感染症などの外耳道の病気がないかを確かめましょう。
②ハンドサイン:
普段から声と同時に手による合図でコミュニケーションをとっておくと困りません。子犬期を過ぎても学習することができます。認知機能障害ではないので新たなことも覚えられるでしょう。
③新しい合図:
床を叩いて振動を伝える、目の前に何か安全な物を投げ込むのもメッセージになります。食事前や散歩前の合図にすると良いでしょう。
④驚かせない:
犬の視界外からアプローチするときは軽く肩に触れて知らせましょう。
⑤完全への配慮:
ガレージに犬舎があるときは、自家用車の動きの範囲内に犬が入ってこられないようリードを短く保つようにしてください。屋外での散歩中には飼い主さんが聴導者にならなくてはいけません。犬は自転車や車の音を察知できなくなっています。
⑥嗅覚生活を豊かに:
聴覚が喪失した頃、視覚にも問題が出ている犬は多いです。最後まで残る嗅覚に頼る生活になります。
⑦気長に接する:
シニア犬との暮らしは心を穏やかにし思いやりを持って生活してください。

ご相談・お問い合わせはこちら