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体重管理ができていますか?

同じ体重を一定に保つのはなかなか難しいことです。 不妊手術の後は代謝率が低下し太りやすい体になります。また不妊手術を行っていなくても中年を過ぎるとじわりじわりと体重は増加してくるものです。高齢期になると体重は低下してきますが、これらの生理的なこと以外にも体重は変化します。

屋外飼育犬は春になるとたいそう痩せていることがあります。シングルコート種の犬は寒さに弱いし体の線がはっきりしているのでわかりやすいのですが、柴犬のように上毛と下毛を持つ犬はふわふわ毛のために痩せているのがわかりにくくなっています。

体がやせ気味なのか、太り気味なのかは体重を指標にすることが多いと思います。本などで調べると純粋犬種では大体の理想体重が出ています。また近所の同じ品種の犬と比べてどうだろうと思いをめぐらすことにもなるでしょう。しかし調べて出てくる数字は基準でしかありませんし、隣の犬とは体格が違うこともあります。

適正体重を調べるにはBCS(ボディコンディションスコア)を使います。背骨のゴリゴリ、肋骨のコツコツが見た目にわかるようではやせすぎ、簡単に触れるのはやせ気味、触れて何とかわかるのがちょうどよく、触れてもわからないのは太り気味、上から見た体のラインでウエストのくぼみがないのは太り過ぎです。

毎回同じ体重であることはまれですが、太っていてもやせていてもそのふれ幅が1割を超えているのは心配です。屋外飼育犬は外気温の影響を受けやすいため季節によって食事量を変える必要があります。また屋内犬は運動量により食事量も変えなくてはいけません。避妊手術や去勢手術なども食事量を変化させるきっかけとなります。
病気によっても痩せてくる病気があります。
ハート動物病院では愛犬の健康維持のため食事指導も行っています。お気軽にご相談ください。

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