愛犬の健康寿命はみんなの願い。ですが愛犬の寿命を短くしてしまうことがあります。11の事柄を紹介します。
1.まずは肥満です。
小さいときからの生活習慣により摂取カロリーが多く、運動で消費されないと脂肪が蓄積されてしまいます。肥満は万病の元。また肥満そのものが病的状態であると宣言する先生もおられるくらいです。
2.そして歯科ケアの怠りです。
いぬが抵抗してもケアすべきです。歯周病菌は体の様々な臓器に影響を与えます。歯みがき習慣はとても大切です。
3.健康診断をスキップしてしまうこと。これも健康寿命を短くしてしまうことになります。
病気の早期発見と早期介入による治療開始を早めることで慢性疾患も進行を遅らせることができるし、腫瘍であれば完治を望めるのかそのまま進行しどうにもならないことになってしまうのかの分かれ道になります。
4.毎日の運動を怠ってしまうこと。
運動は体重管理の問題の他、精神的な健康にも有益です。また散歩中に骨関節筋肉系の以上に気づくことがあるかもしれません。心疾患が進行していないのであれば運動は続けるべきです。
5.間接喫煙にさらすこと。
飼い主さからの受動喫煙によって、呼吸器疾患や腫瘍発生のリスクが高まります。
6.フィラリアやノミ・マダニ予防を忘れてしまうこと。
直接的にも健康被害はありますが、動物病院への再診機会をなくしてしまうのは得策ではありません。
7.特異的な遺伝性が強く出る犬種を愛してしまうこと。
残念なことですが、特殊な犬種には解剖学的な以上から病気が起こりやすい傾向にある犬がいます。(でもこれは仕方がないことのであきらめてね。)
8.食卓の食べ物を人と共有すること。
有害な食べ物がある、ということばかりでなく、糖質資質にとむ食べ物はすい炎のリスクを高めます。
9.観察できない環境に犬を置くこと。
異物を食べてしまったり、自由気ままに行動して思わぬ事故に遭ったりしてしまいます。
10.愛犬を社会化させないこと。
不安や恐怖を克服させ、社会のルールを教えないで甘えた犬になってしまうと、治療のハードルをあげてしまいます。
11.避妊や去勢の手術をしないこと。
不妊手術は高齢になってから発生するいくつかの性ホルモン由来の病気の発生を未然に防ぐことができます。
以上、11のいけないこと、お話ししました。