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肥満に関係する6つの病気

肥満に関連して6つくらい病気が浮かびました。

肥満の前には必ず利用するにあまりあるほどのエネルギー摂取があります。余剰ともいえるエネルギーが体内に入ってくるとき、食物を栄養として取り込み作り替え貯蔵する体の各臓器にとても負担をかけています。この臓器のオーバーワークは積もり積もって病気に移行していきます。

1.まずは膵臓にダメージが起こります。すると発生するのはすい炎です。高脂質の食べ物を消化するのにたくさんの消化酵素を分泌しなくてはいけない膵臓に対し、とても負担をかけます。
2.それから脂質の消化を助ける胆汁の流れにトラブルが起こると胆汁の鬱滞から胆泥症、慢性の胆嚢炎、胆石症など胆のうに関係する病気も発生します。胆汁の流れが悪いと黄疸をおこします。
胆汁は肝臓内で作られて胆管を通って胆のうに入るのですが、肝臓内の胆管にも滞りができると胆管炎をおこします。余剰な脂質が肝細胞のなかで膨らむと脂肪肝になります。肥満は肝臓障害を起こします。
3.たいていは高脂血症が続いています。高脂血症から血管障害が発生することは犬で証明されていませんが、好ましい状態ではありません。
4.過剰なエネルギーを処理するためインスリン分泌が高まり、高インスリン血症も続いています。肥満から糖尿病を発生することはよく知られています。
5.肥満は性周期異常も起こします。性ホルモンの分泌がおかしくなるのです。不妊症や子宮の腫瘍化が知られています。もし妊娠しても難産が予想されます。
6.それから肥満はからだの免疫力や抵抗力を低下させます。常在細菌のバランス異常から悪玉菌が勝つと歯周病や膿皮症を起こしやすくなります。

積極的に食事改善や運動をして肥満対策を行うことは重要です。定期検診で肥満ではないか高脂血症ではないかを確認しましょう。それから生活の見直しです。
肥満が体にもたらす影響について、目をそらさずに向き合ってください。そして愛犬、愛猫の減量作戦に私たちと一緒に取り組みましょう。

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