歳をとるにつれて関節の骨を囲む軟骨に問題を起こすのは猫では一般的なことです。
猫で関節炎が始まるのは8歳頃で以外と早く、10歳齢では100%の猫が罹患していると言われています。
本質的に進行性で徐々に悪化していきますが、ごく初期には認識できないことがほとんどです。進行するに従い、ジャンプをしない、階段を降りるのがつらそうなどの症状を出すようになります。治療しないでそのままにしておくと猫は動けなくなる可能性があります。
この病態はサプリメントで進行を抑えることができます。関節軟骨を強化し保護するグルコサミンは関節炎治療に関するサプリメントの中でも最も名前が知られた物質です。そのほか炎症生産物の活性化を抑える抗酸化物質も非常に有効に働きます。またアミノ酸の一種であるタウリンを強化したキャットフードもなめらかな動きに一助を果たします。
サプリメントを食事に添加する方法亜h優しい飼い主さんの持つ愛情を形にするものです。痛みが激しくなると鎮痛薬に頼らざるを得なくなってしまいますが、まずはサプリメントで悪化を防ぐのはいかがでしょうか。経験された飼い主さんはみなさん効果を実感しておられます。次に体験するのはあなたです。