10月はピンクリボンの月にちなんで、乳腺腫瘍の内容です。 犬と猫の乳腺腫瘍について知ってください。
犬に発生する乳腺腫瘍は全腫瘍のうちの50%を占めます。そのうちの50%は悪性の腫瘍で、そのうちの50%は肺に転移します。2回目の発情前までに避妊手術を済ませておくと乳腺腫瘍が発生する危険度が有意に低下します。
猫に発生する乳腺腫瘍は90%が悪性です。犬に発生した乳腺腫瘍は小さいものならばできているところ1つだけ、または血管で連なっている尾側3つを合わせたところなどの部分摘出手術が可能ですが、猫の場合は、基本が片側全層切除で脇の下や腹壁、足の付け根にあるリンパ節数個を一緒に切除しなければならない大がかりの手術が適応になります。発情前の避妊手術で予防が可能になるのは犬と一緒です。
早期に発見できるように作った「触診まくら」を出しておきます。自販機の右隣です。手指のアルコールを済ませ、触って確認してみてください。固さを確認していただきたいのと、大きさを指先で感じていただきたいのとあります。常に置いている物ではないので、この機会に是非さわって行ってください。
他の動物との接触をさけるため、中型~大型犬の引き綱は短くしてご来院ください。
猫はびっくりして逃げてしまわないように、キャリー(通院ゲージ)、または洗濯ネットなどに入れてご来院ください。
いつも愛犬・愛猫の様子を見てくださってる方と違う方がお越しくださる場合は、病状経過が分かるような資料・メモをご用意ください。
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