7月の掲示板は流涙症について。
涙が出すぎて目からあふれ出ると、頬を伝い顔を濡らします。涙には酸化すると赤茶色になる成分ポルフィリンが含まれていて、長く湿りが続いているとなかなか取れないシミになります。毛色が白い犬はとても目立ちます。
涙が多く出すぎてしまう目の病気があります。結膜炎もそのひとつです。角膜に炎症があっても涙は出ます。まつげの乱生から、いつも角膜が傷つけられているということもあります。生まれつきのこともあります。まぶたが内側にめくれてしまう眼瞼内反症も角膜を傷つける原因です。犬は目を細めています。
目が大きくて涙が溢れやすい構造をしている犬もいます。チワワやシーズ、パグが該当します。
涙嚢炎その他の理由で目から鼻に抜ける涙の通り道(鼻涙管)が閉鎖すると多すぎた涙が鼻へいけなくてあふれ出ます。
目頭の赤い汚れは単に市販の汚れ取りクリーナーで拭けば良いわけではありません。まずは診察を受け、涙が溢れる原因に対応した点眼液などで治療を始めましょう。
今回、白内障や緑内障、角膜潰瘍など身近な目の病気についての掲示用また閲覧用のパネルも近くに置いてあります。診察待ちの時間にお手にとってご覧ください。
他の動物との接触をさけるため、中型~大型犬の引き綱は短くしてご来院ください。
猫はびっくりして逃げてしまわないように、キャリー(通院ゲージ)、または洗濯ネットなどに入れてご来院ください。
いつも愛犬・愛猫の様子を見てくださってる方と違う方がお越しくださる場合は、病状経過が分かるような資料・メモをご用意ください。
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