今月は、非常時の持ち出し品などについて展示しています。
一般的な物や、あると便利な物をご紹介しています。
健康手帳を作っておき、非常時に持ち出しするのが王道です。
ネットで調べると「犬や猫の防災手帳」や「愛犬の健康手帳」「愛猫の健康手帳」はいろいろ販売されていることが分かります。よりかわいい物を求めたくなりますが、売り切れも多く、再入荷まで待つのは非合理的です。
それまでのつなぎでも良いので、まず、必要事項を記入した簡易手帳を作ってください。手持ちの手帳が無ければ、家族の誰かがもらってきた「お薬手帳」に必要事項を書いた紙を貼り付けても良いです。複数あるのも安心です。
書くことに抵抗がある場合、病院で発行している「狂犬病予防接種証」、「ワクチン接種証明書」、「健康診断時の血液検査結果表」または病気の時に受けた「血液検査の経時的な変化記録表」、「ノミ・マダニ駆除薬の薬袋」この4つ(猫は3つ)をお散歩バッグなどに入れ込んでおけば、避難所やシェルターで重宝します。
もう一つは写真です。「顔写真」は皆さん撮影しているので十分かと思いますが、横からの姿と背中からの姿の全身が撮影された写真、猫ならば特徴的な柄がはっきりと分かる写真、トリミングする犬ではカットの前のぼさぼさ毛の状態の時の写真もあると、個体の識別に役立ちます。また、家族が一緒に写っている写真は、迷子になったときに、「本当にその犬が飼い主を名乗っている方の子かどうか」の判断に使われますので、恥ずかしがらずにぜひ愛犬愛猫と一緒の写真を撮影して置いてください。手帳にはプリントして貼っておく必要があります。スマホにも残しておきましょう。
他の動物との接触をさけるため、中型~大型犬の引き綱は短くしてご来院ください。
猫はびっくりして逃げてしまわないように、キャリー(通院ゲージ)、または洗濯ネットなどに入れてご来院ください。
いつも愛犬・愛猫の様子を見てくださってる方と違う方がお越しくださる場合は、病状経過が分かるような資料・メモをご用意ください。
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