6月4日は良い歯の日です。この月に歯科衛生の特集をするという直球を投げます。
春の検診でも、歯に問題を発生させている愛犬は多いです。猫も増えています。いざ「全身麻酔をかけて歯科治療」、というとだいぶハードルが高くなるようですが、それでも勇気を出して歯科治療を選択していただきたいので、「悪い歯をそのままにしていくとどんなことが発生するのか」をお見せいたします。
「本当に恐い歯周病」について掲示板でご紹介しますのでご覧下さい。
歯石は汚れが固まって石のようになった物ではありません。細菌の塊です。そして、歯石が付くことがいけないというよりも、細菌によって歯周病を発症させてしまうのがいけないことです。
口腔内には常在する細菌がいますが、全ての犬猫がそれで炎症を起こすわけではなく、日々過ごしています。体調の問題そのほか、さまざまな要素が絡まって、細菌に対する免疫反応が始まり、弱まれば口腔内の細菌が猛威を振るいますし、免疫が強まりすぎれば免疫暴走を起こし、全身に関わる事態に発展してしまいます。
日々の歯科ケアで口腔内環境をきれいにしておくのが大切です。
院内では常に口腔ケアグッズをいつものワゴンに乗せていますが、今回は特別に、飼い主さんたちから「これはよかった」「これはよくなかった」という情報をいただいた市販品の展示もしています。今後のケアの参考にしてください。
他の動物との接触をさけるため、中型~大型犬の引き綱は短くしてご来院ください。
猫はびっくりして逃げてしまわないように、キャリー(通院ゲージ)、または洗濯ネットなどに入れてご来院ください。
いつも愛犬・愛猫の様子を見てくださってる方と違う方がお越しくださる場合は、病状経過が分かるような資料・メモをご用意ください。
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