猫の耳辺縁は薄く、皮膚のすぐ下を流れる血管が透けて見えます。
この耳介辺縁に強い紫外線が当たると、血管炎が発生します。また皮膚そのものが紫外線に攻撃されて赤く炎症を起こします。
強い紫外線刺激が積み重なると、耳介辺縁部が枯れ葉のように縮んできたり色が変化したりしますが、これは腫瘍の発生を示すものです。つまり紫外線刺激は皮膚がんを発生させます。
特に耳が白い猫では発生しやすいので注意が必要です。
外出する猫にはUVケアクリームを塗ることをおすすめしています。お家猫ではできるだけ窓際に行かないような配置をしたり、紫外線カットのカーテンに掛け替えてもらったり、カーテンの陰に隠れてひなたぼっこをしてしまう猫には、窓ガラスそのものにUVカットシールを貼り付けるなどして、紫外線よけをしてあげてください。
昨日今日と、湿度も下がり秋の風を感じるような過ごしやすい日になってはいますが、日差しは強く、紫外線量も多いです。まだまだ紫外線対策は必要です。お願いします。
他の動物との接触をさけるため、中型~大型犬の引き綱は短くしてご来院ください。
猫はびっくりして逃げてしまわないように、キャリー(通院ゲージ)、または洗濯ネットなどに入れてご来院ください。
いつも愛犬・愛猫の様子を見てくださってる方と違う方がお越しくださる場合は、病状経過が分かるような資料・メモをご用意ください。
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