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猫の爪切りが必要なわけ

猫は木に登るときに爪を使いますが、縄張りを誇示するために爪とぎをして自分の印をつけたりもします。屋内飼育の猫は爪とぎを使って爪の手入れをしますが、爪を短いまま保つのに不十分なこともあります。

猫は高齢になると関節痛のために頻繁に爪を研がなくなります。それで爪が長く伸び、それまでひっこめることができていた爪が出たままになります。さらに伸び続けると、爪がくるっと丸まって肉球に刺さるようになります。猫の爪を常に短くしておくことはとても重要です。そうでなくても関節痛があるのに、長く伸びた爪のために歩く時にカーペットなどに刺さって動きにくくなってしまうので動きにくくなります。それでさらに動きたがらなくなり、最終的に肉球に刺さると究極の痛みを受けることになります。
　残念なことにたいていの猫は日常的に人から受けるネイルケアが好きではありません。おうちで爪切りをしようものなら大騒ぎ！という猫は多いです。
　猫が落ち着いているときにに座に抱いてください。それから前足と後ろ足をマッサージして、親指と人差し指でネイルパッドを軽く押して爪を延ばしてみてください。すぐに開放して爪に触ることに慣れさせてください。それから爪の先をカットするところへとトレーニングを進めていきます。おうちケアがうまくいかない場合は、病院に連れてきて爪切りをすることを日常の標準ケアにしてみてください。