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春眠暁を覚えず?

犬の生活はのんびりしていて始終寝ているように見えます。確かに犬は平均して1日の半分くらいを睡眠に費やしています。

子犬や高齢犬はもっと睡眠時間は長いです。また起きている時間の1/3くらいは何もしないで過ごしています。睡眠は犬の脳の発達や記憶力、学習能力、免疫システムの構築に役に立っています。実際に睡眠不足の犬は感染症にかかりやすくまたご機嫌も斜めです。若い犬はとにかく走り回って活動性が高く、興味津々で探検好きですが、バタッと眠り、そして睡眠も深いですが、再び覚醒するとすぐに活力が戻って動き始めます。
飼い主さんが犬の睡眠パターンの変化に気付いたときは病気のサインです。糖尿病でも腎臓病でもそして甲状腺機能低下症や心臓病、関節炎でも犬は非常に良く寝ています。もう一つ、目覚めたときの反応にも注意深く観察してください。長く深く眠り、目覚めが悪い(少しの刺激では起きない)というのが病気のサインです。認知機能が低下してくると寝付きが悪いとか、夜の睡眠が難しくなってきます。
眠りのパターン異常に気づいたら検査をしてどこか悪いところがないかどうか確認する必要があります。高齢による睡眠障害であっても解決策はあります。快適なベッドを提供するとか、部屋の明るさや温度や音などの環境を整えることもできます。さらに、過度に不安になる犬のために合成フェロモン製剤も使えます。何がうちの子に合っているのか睡眠導入剤を使う前に検討することはいろいろあります。

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