立春から数えて八十八日、ちょうど5月はじめにこの日を迎えます。お茶の栽培がさかんな西尾市ですが、お茶産業に従事していらっしゃる患者さんも多く、この季節は本当にお忙しそうです。
さて、ご家族の方が忙しいときに限って、わんこが事故を起こすというのはよくあることです。留守にする時間が長くなることと思いますが、お仕事で疲れていても、押さえるところは押さえ、愛犬の観察がおろそかにならないようにしてください。そしてうっかり片付け忘れて誤飲などのトラブルがないように過ごしてください。
お茶畠の方でも失敗が起こらないとも限りません。昼休憩にみんなのいる畠に出かけて、ひとり遊びの間に顔を出した蛇にちょっかいをかけ咬まれてしまうことがあります。悪性のヘビ毒をもった種類の蛇だったりするとそのまま死に直結してしまいます。愛犬から目を離さないようにお願いします。また、陽気の良い日では、うれしくてはしゃいで元気はつらつしてしまうと、そのまま軽く熱中症になってしまうことがあります。日陰で休憩ができるようにしてください。また愛犬の飲み水の支度も忘れないようにお願いします。
茶済みの跡の消毒剤などに触れて肝臓に障害を起こす犬もいます。お薬を使った日からしばらくは茶畑や近くの道を散歩コースから外すようにしてください。雨が降ると薬の成分を含んだしずくが垂れることも考えられますので十分ご注意ください。
今年もおいしいお茶の生産をありがとうございます。